中国語スピーチコンテスト

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こんにちは、みなさん。大家好!

先日私は、中国語のスピーチコンテストに出ました。

朗読部門とスピーチ部門にわかれており、朗読部門は決められた文章を読む。
スピーチ部門は自分で作文を書いて読むのです。

私はスピーチ部門に参加しました。


朗読部門は初心者も参加しやすいですが、ただ読むだけでなく、
感情を入れて読めるかどうかも点数に入るので、しっかりと練習してきた人が
やはり点数がいいのではないかと思います。

スピーチ部門は、最初の作文で難航します。
日常会話の中で間違った文法を使っても「通じればOK」と流されることも多いですよね。
いちいち「この文法はおかしいから、こうだよ」と訂正していたら会話の流れがストップ
しますし、注意する側も面倒。言うと角が立つから言わないのがほとんどでしょう。
その点、作文となると文法や文章の構成も考えて作らないといけないのでハードルは上がります。

文の構成

自由作文なので、何を書いてもいいのですが、自分が経験したことを書く方が
一番簡単でしょう。
私の場合は、オーストラリアでロックダウンにあった時の絶望から希望の光を見せてくれた
中国語への感謝の気持ちを綴ることにしました。

構成としては、最初に絶望、悲しみ、恐怖を語り、そこから中国語の勉強を再開し、
中国ドラマに出会えたことにより徐々に人生に希望の光が見えてきたこと、
いまでも中国語を続けていること、日本語を中国人に教える仕事を始めたこと、
YouTubeで中国ドラマの良さを伝え続けていること、
学ぶ喜び、中国語への感謝、という構成にしました。
実体験に基づく内容ですので、感情もこめられやすくて、文章はあっという間に書けました。

タイトルは「中文救了我的那一天」(中国語が私を救ってくれたあの日)です。

日本語→中国語へ

私の場合は、まず母語である日本語で文章を書きました。
続いて、それを自分なりに中国語に翻訳します。
それから現代の力、ChatGPTを使って中国語をチェックします。
しかし、ChatGPTは万能ではありませんので、必ず内容が自分の言いたいことと合っているかを
チェックしなければいけません。
チェックが終わったら、学校の先生(中国人)にも作文を見せて、さらに修正を入れてもらいます。

スピーチの練習方法

問題はここからです。

文章は完成してもスピーチするには発音練習が必要です。
私の場合、出場することに決めたのがコンテストの1週間前。文章が完成したのが3日前でした。
いま中国語を習っている先生にお願いして、先生の声で中国語を録音してもらい、
何度も繰り返し聴きながら、口に出して発音を練習しました。
さらに自分の声を録音し、恥ずかしいけどそれを聞いて、四声やピンインの発音を
修正。練習。録音。修正。練習、録音…、を繰り返したのです。

具体的な数を言うと、20回〜30回程度だったと思います。
本当はもっと練習して大会に臨みたかったのですが、日常生活の忙しさの合間を探して
移動時間の電車の中などで録音を聴き、夜子供達を寝かしつけてから声を録音しました。

コンテストの点数

当日は紙を見ながらスピーチしてもいいということでしたが、大勢の人の前に立つと
緊張で手が震え、声も震えそうになりました。

制限時間は5分。

私は練習で4分半ほどの長さでしたので、ギリギリです。
内容30点、発音30点、表現30点、質疑応答10点の合計100点。
5分を超えると1分毎に5点減点となります。

私が決めていたこと

日本人が日本語で5分のスピーチをしたとしても、絶対に「言い間違い」はあると思います。
それが中国語なら尚更言い間違えは起こるでしょう。
ですので、私が決めていたことは

「言い間違えたら焦らず、もう一度言い直す。」

もう一つ決めていたことは、発音がどうしても難しい単語は、

「ゆっくりめに発音する」

でした。
この2つは自分がパニックにならないように最初から決めていたので、
当日のスピーチでも2回言い間違えがありましたが、焦らず言い直すことができました。

結果発表

「最優秀賞は…。」

その声が聞こえてきたときに、自分の名前を呼んでくれ!と願いました。
自分の名前が呼ばれたとき、肩の荷がすっと降りていったのを感じました。
嬉しくて、サポートしてくださった先生に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
自分一人でできたことではない、いろんな人のサポートで乗り越えられた。
語学を学ぶ楽しさってこういうことなんです。
いろんな人と関わり合えて、交流しあえて、中国語を学ぶ日本人ともお互いを褒め合えて
ああ、なんて楽しい世界なんだろう。

私が中国語を学ぶことによって、私が日本語を教えている生徒さんたちの気持ちも
すごくよくわかります。
難しいけど、大変だけど、でもやっぱりその言語が好きなんだよね!っていう共通した思いは
全世界同じなんですよね。

私も一生中国語を勉強し続けていたい!と心から思った瞬間でした。

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